主に植物の成長(伸長成長)を促す作用を持つ植物ホルモンの一つ。オーキシンという化合物は存在せずオーキシン様作用をもつ物質の総称である。天然・合成オーキシンは何種類か存在するが、インドール-3-酢酸(IAA:天然物)、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D:合成物)が代表的な化合物である。
天然に広く存在するオーキシンとしてはインドール-3-酢酸(IAA)が最も重要である。フェニル酢酸(PAA)も天然に広く存在するオーキシンであるが、その生理作用は一般的にIAAよりも弱い。