カリ(K)は元素名としては「カリウム」ですが肥料では単に「カリ」と呼び、漢字では「加里」と書きます。カリは植物体の直接の構成成分ではなく細胞液の中でカリウムイオンとして存在し、タンパク質や炭水化物の合成・移動・蓄積など植物体内の様々な化学反応を促進する補酵素として働いていると考えられています。また葉からの水分蒸散の調節などにも関わっており、根や茎を丈夫にし病害虫や寒さに対する抵抗力をつけるのにも役立っています。