茎伏せ

茎伏せ

茎伏せは文字通り植物の茎を用土や水苔の上に寝かせ発根させる方法です。個人的な感想ですが挿し木や水差しより管理が難しです。あまりオススメしたくありません。

  1. カット時は切り口や断面をスパッとキレイに切り落としたいのでハサミではなく刃物を使いましょう、可能であれば両刃カミソリがよいかもしれませんが結構危ないのでカッターナイフでも大丈夫です。ハサミを使う場合は切って潰れた切断面をカッターナイフでキレイに整えます。
  2. 雑菌がつかないように刃物を殺菌します。アルコール消毒でも可能ですがアルコールでは殺菌できないノンエンベロープウイルスもいるので火であぶるほうがよいかもしれません。
  3. いきなり節を細かくカットするのではなく二節くらい残してカットした方が成功率は高いです。もし断面が腐ったとしてもまだ残りの節があるので挽回できます。
  4. カットした後に出る樹液はかさぶたのようになるので固まった樹液によりその部分が発根阻害になる恐れがあるため樹液抜きをします。
  5. フィロデンドロンをカットしたらすぐに水に漬けて樹液抜きをします。樹液は5分~30分水に漬けておけば抜けます。ここが一番大事なポイントです。
  6. その後キッチンペーパーの上に置いたりして断面を一度乾燥させます。約一時間くらい乾燥させると切った断面が少し小さく締まります。少し小さくなった状態で植え込むと何もしないより発根しやすい気がします。
  7. 所持しているなら植物生育調節剤を断面に付着させ湿った水苔に少し埋もれるように置きますす。その後は鉢密閉をしたりして湿度を保ち発根を促します。茎を水挿しにしたり無機質の土に植える方法もあります。
  8. 水苔は常に少し湿った状態がよいでしょう。びしょびしょだと腐ったりカビが生えるので注意が必要です。
  9. その他の注意点として樹液は衣服に着くと変色するのでカットするときはゴム手袋をしたり衣服に付着しないように注意しましょう
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  • 最終更新: 2025/04/01 18:03
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